「ポジティブ組織づくり」の為のスキル教育
「ポジティブ組織づくり」は、組織リーダーの方向性に向かって、メンバーが主体となって考え、行動する組織をつくる活動です。
それを実現するためには、「考える力」、「聴く力・伝える力」、「チームの知恵を引き出す力」が必要です。弊社は、この3つのポイントから組織能力を高める研修を提供しています。組織により、重要な順番から優先順位をつけて行います。
課題に応じて研修をデザインし、ご提供します。
考える力を向上させる研修
組織によっては論理的体系的に考える力をつける必要がある場合があります。「ポジティブ組織づくり」では、組織目的達成に向けての一人ひとりの知恵と行動を大事にします。この研修では一人ひとりがしっかり考えられる力を持つために行います。この力が着いてくると、グループでの対話において早い時間で自分たちなりの考えをまとめることができ、トップに対しての提案も差し戻されたりすることが少なくなります。
ロジカルシンキング研修
問題があるからすぐ対策に走る、そんな短絡思考を持つ組織を見ることがあります。そんな組織では、前提のプロセスや条件を考えずに、思いついた対策に走ってしまいがちです。
この研修では、社員一人ひとりが知恵を出すために、体系的に考え、論理的に考える力をつけます。この力をつけ、チームで考える知恵の質を良くするのが目的です。この力をつけると、チームで考えた提案が役員にも受け入れやすくなり、チームの士気も上がります。また、差し戻しも少なくなるため、プランの実行スピードが速まります。
役員及び管理職向けロジカルシンキングコースと各部門メンバーの部門長から一般社員向けのロジカルシンキングコースがあります。
欠陥追求型問題解決研修
問題解決には定番の考え方があります。しかし、その基本的な考え方が組織に浸透していないと時間と金が無駄になります。原因追及がおろそかになり、真の原因が明確にならないうちに、対策を打ってしまうと、やり直しや失敗を繰り返すからです。
この研修では問題の種類を見極め、真の原因が見つけられる問題を解決するための思考プロセスとその手法を学びます。生産設備など技術系の人や仕組みなどを扱う人が知っていてほしい研修です。論理的に不具合を見つけ、対応できるようになります。
未来創造型課題達成研修
問題の種類を分けずに原因追及型一本で解決しようとしている組織を見受けます。そのような組織では人や組織の問題や課題など、真の原因がみつけにくい事柄に対しても欠陥追求の手をやすめることがありません。そのために、組織で働く人は、いつも出来ないことを指摘され、自信が持てず、疲弊してしまいます。
この研修では、未来を創るための、組織課題を達成するための考え方のプロセスを学びます。未来を創りだすためには、うまくいっているところをさらに活かし、未来のありたい姿に応じて、欠陥やうまくいっていないところを改善するという視点で課題の達成を促進します。
ポジティブで、前向きな挑戦するエネルギーをつくりあげながら、組織の未来を創りだす方法が身に付きます。
聴く力・伝える力を向上させる研修
組織によっては、社内での会話は業務の報連相(報告・連絡・相談)が中心になります。中には、組織リーダーが長時間の話を独占し、意見が言いにくい会議を開いているところもあります。組織リーダーは指示する一方でメンバーの声に耳を傾けない組織もあります。そんな組織では、基本的な相談がしにくくなっています。また、メンバーの知恵を出し合うことが出来にくいものです。「ポジティブ組織づくり」するには、聴く力と伝える力を向上させる研修が必要です。そんな組織で一人ひとりの力を最大限に発揮してもらう基盤をつくるのです。
ベーシック・コミュニケーション研修
組織によっては、業務に関わる話しかしない組織もあります。そのような組織では、人への関心が薄く、話をする際の基本的な約束ごとを知らなかったり、守られていなかったりします。
この研修では、人の話を良く聴いてから自分の話を始める、あるいは、相手に関心を持ち、感情を理解しながら聴くなどのベーシックな原理原則を学んだあと、相手の理解し、自分の事も理解してもらえるようなコミュニケーションの方法を学びます。これにより、コミュニケーションを通じて人間関係を深める方法を学びます。
コーチング研修
一人ひとりの課題達成やそれに伴う困難な状況の克服に十分に対応できていない組織に出会う時があります。
そのような組織をポジティブ変化させる開発をする場合には、コーチングの研修を行います。コーチングでは、組織の問題や課題に対してどのように対応するかを1:1で話し合い、メンバーの成長を促しながら成果をつくりだします。問題解決や課題達成を考える力とベーシック・コミュニケーション力が基礎になり、その上で成り立つのがコーチングです。メンバーを持つ監督職以上の人達を対象にすることが多い研修です。
なお、組織が開発された優れた組織では、月に1回、上司と部下の1:1の1時間の話し合いが行われます。そんなことができスキルをつけるのも、組織開発の方法のひとつです。
方針や想いの伝え方研修
組織リーダーが話しをしているのですが、何を伝えたいのか、わかりにくいために、メンバーの行動が組織目標に向かって一丸となれずに、組織のエネルギーを結集できない組織も多くあります。
この研修では、人に分かりやすく伝えるための秘訣を学びます。ビジネスで伝える時のパターンを明確にして、話の組み立て、その内容をつくりこむ体験型研修です。
ロジカルシンキング研修、ベーシック・コミュニケーション研修などを終了するか、同等のスキルを保有している人が対象です。
チームの知恵を引き出す研修シリーズ
組織開発は組織長が指示命令し、やらせる組織文化から、徐々に、組織メンバーが主体的に考え、行動できるように組織への変化させることでもあります。
指示命令の文化で育った組織のメンバーは自らの力で考える努力をせずに、指示を待つ体質が着いていることが多いものです。したがって、個人で最後まで考え、結論に責任を持って、実行を進めることを難しいと思うひとが多いものです。
しかし、「ポジティブ組織づくり」のプログラムにより、ロジカルに考える力を持ち、聴く力を伝える力をつけると、チームで対話ができるようになります。チームで考える力をつけると、組織の力は飛躍的なスピードで変化させることができます。それを実現するのが、以下の3つの研修です。
ファシリテーションスキル研修(基礎編)
指示をされ、受け身で考えてきた組織ではチームで考える習慣が着いていないことが多いものです。組織メンバーが主体的に考え、行動するような組織への変化をつくるために、メンバーの考えや行動を引き出すファシリテーターとしてスキルを学びます。この研修では、チームメンバーからの考えや意見を引き出し、組織目的達成に結び付け、組織課題を達成するための基本的な技術を学びます。ロジカルシンキング研修、又は同等のスキルを持っていることが前提です。
AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)設計企画研修
会議そのものの進行ができるようになったファシリテーターの次の難関は、達成したい課題に応じて、メンバーの知恵と行動を引き出す会議そのものをどう組み立てるかです。この研修では、会議やワークショップをデザインする方法としてAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)のプロセスを学びます。研修が終わると、問題の原因が掴みにくい、人や組織の問題を解決するために知恵を引き出す会議の設計をするガイドラインを身に着けます。
会議・ファシリテーション設計研修(応用研修)
会議には伝達型の会議、知恵を出す会議、意志決定するための会議などがあります。それぞれ、目的に応じて、運営する方法も違ってきます。この研修では、組織に特に求められている会議を取り上げ、その会議を設計する技術を学びます。参加メンバーがファシリテーターとなってそれぞれの会議に必要な要素を洗い出し、その構成を考え、会議の進め方を決めていくのです。1回で終わる会議ばかりではありません。どう会議を運営するか、それを考え、自分たちなりの結論を出します。