Tips@さくぽ#4
****************
サクセスポイントより、チームを活性化するTipsを毎週火曜日にお届けします。
****************
第4回 【フィンランドが幸せの国の理由】
世界幸福度ランキングでフィンランドがまたトップ。6年連続と発表されました。
幸せになるための要素として、サウナ・森・社会保障など様々なことが言われていますが、人が一番時間を費やしているのが仕事の時間。フィンランドのビジネスマンはどんな働き方をしているのでしょうか?
1, 役割への意識が公平
社長・マネージャーだから偉いという意識は本人も周りも持っていません。「役割として社長をしているんだ」という感覚で、人は誰もが公平と思っている人が多いようです。フィンランドでは誰もが尊重されます。地位の高い人は偉い人と思って忖度する日本の感覚とはだいぶ違うようです。
2, チームメンバーの意思を尊重
会社や部門の意思決定をするときはメンバーの合意が尊重されます。誰もが自分の意見で組織を運営していると思って幸せになるのです。みんなの合意で組織を運営していこうとする文化はトップダウンが主流だった日本の文化とはかなり違いますね。
3, サイレントタイムがある
発言の前に考える時間をとることが多いのです。まずは、自分なりの考えを明確にしてからチームで対話するのです。考えてから数人の前で発言する。そうすると、誰でも自分の意見が言えるようになりますよね。これも幸福感をあげます。日本にはない習慣ですね。
4, お互いの主張を理解
対話をするときには相手の主張を聞いたうえでMiksi?(なぜ?)と背景や理由を尋ねられます。これは子供のころから教育されていること。フィンランドでは背景や理由が分かることがお互いを理解し合うのに大切としています。お互いに理解される関係が幸せを創り上げます。議論に勝つとか負けるとかを、つい考えてしまう日本の会議運営とは基本的な違いがあるようです。
5, ファシリテーションが普通
ファシリテーターは議論の中身には入らずに、みんなの意見を引き出し、全員の意見でチームの運営を決め、問題を解決する対話の場を運営します。フィンランドの人はみんなが納得し実行するので充実していると感じられるのです。
リーダーや大きな声の人たちの発言で決めてしまうことになりがちな、日本の会議の進め方とは大きな違いがありそうです。
チーム対話や場づくりを活発にしたい方にはフィンランド式ファシリテーションがおススメです。
基礎編No2は今週末開催です。チームの対話を良くしたい方はぜひご参加ください。
【2023年5月27日・28日】フィンランド式ファシリテーション 実践編1:心理的安全とオンラインファシリテーションスキル
【2023年6月15日・16日】フィンランド式ファシリテーション 実践編4:イノベーションを起こすための『アイデア創発ワークショップ』