精密機器メーカー イノベーションを起こす会話、止める会話
解決したい課題
- イノベーションを起こし、急激な環境の変化に対応できるようにしたい。
- イノベーションを考える人は多いが、実現するまでやり抜くことが少ない。
- 何気ない「無意識のコミュニケーション」がイノベーションの実現を遅らせている。
なりたい姿
- 商品をカタチとしてつくり出す「カタチづくり促進スイッチ」と「カタチづくりストッパー」に気づき、日ごろのコミュニケーションを改善し、イノベーションをさらに実現しやすくする。
実施内容
テーマ『発想・ひらめきをカタチにまで結びつけるコミュニケーション』
- 日数;5時間のワークショップ
- 対象;開発部門メンバー全員 20名
内容
- エンジニアにありがちな欠陥原因追及型の会話が「カタチづくりストッパー」になっていることに気づく。
- ポジティブな会話が「カタチづくり促進スイッチ」になることを学ぶ。
- 促進スイッチを押す具体的なアクションを自らの体験から導き出す。
- 批判的なコメントには、いいコメントと良くないコメントがある。批判的なコメントへの対応策を練る。
- 促進するコミュニケーションをめざして
成果
2か月後の行動変容サーベイ結果(参加者の声・原文を引用)
- 部所のほぼ全員が受けたことで、意識が同じ方向に向き、共通言語ができたのがとても良いと感じています。
- (自分も周囲も)会議の発言などで、促進/ストッパーのどちらかを意識して発言している。
- 新しいことにチャレンジしたいと言う人をストップさせずに、応援できるようになりました。
- ストッパーになるような発言を控えて、意識的にカタチ作り促進スイッチを押すような声がけが増えた。
- カタチづくり「促進スイッチ」と「ストッパー」という共通語ができ、会議の雰囲気がネガティブからポジティブに変換された。
- ほかの人の「ストッパー」発言に対して、自分は「促進スイッチ」でサポートする意識が芽生えた。