フィンランド教育庁認定ファシリテーション資格とは?

フィンランド教育庁認定ファシリテーター資格

フィンランド教育庁認定ファシリテーター資格とは?

フィンランド教育庁がファシリテーターとして認めるかどうかを判断する資格認定試験です。
対話型の会議やワークショップを企画し、実施するスキルを判断します。基礎編や実践編で学んだ内容がベースになります。ケースを与えられるのでそのケースに基づきメンバーの知恵を引き出し、チームの合意形成する方法をチームの仲間と考えます。自分なりに会議やワークショップを企画し、運営できるかどうかが判断されます。

なぜファシリテーションが必要なの?

多くの組織では、会議の効率が悪いためたくさんの時間を浪費しています。このフィンランド式ファシリテーション®を活用すると、より効率的で生産性の高い会議ができるだけでなく、メンバー間のより良い理解とより強い絆を生み出します。また、メンバーの知恵を引き出し、考える力を養います。それをつくり上げるのが認定ファシリテーターの力です。

誰が参加するの?

以下の皆さんにはぜひ資格を取得し、自信をもってファシリテーションの場に臨んでいただきたいです。
これからの時代に特に求められる多様な人が最大限の力を発揮できる職場づくりに貢献できます。
活躍する場が増えます。

  • 共通の目標に向けてチームを動かす組織の役員・部門長・リーダー
  • 組織開発、人材開発をしている企業内ファシリテーター
  • 外部支援者であるプロファシリテーター・研修講師
  • 会議やワークショップでリーダーシップを発揮したい人が活躍する場が増えます。

何を学ぶの?

ワークショップを企画運営するための構造(ストラクチャー)やツールの使い方を学びます。
様々な状況でファシリテーションを実施する方法を身に着けられます。
ケースに基づき、自分なりに対話の場を企画する力をつけます。
また、ファシリテーターの軸として8つのコアコンピテンシーを学び実践します。

フィンランド式ファシリテーション®の公開コース

フィンランド教育庁認定

フィンランド教育庁認定ファシリテーター資格を目指す方は、基礎編2コースの受講と実践編から2コースを受講すると認定試験を受験することが出来ます。

各講座は独立したコースです

公開コースは、資格試験を受けない方も単独で学んでいただける講座です。
受講する順番の指定や、前提条件となるコースもございません。
どのコースも単独で受講可能です。

公開コース一覧

公開コース・スケジュール

フィンランド式ファシリテーション®基礎編 

基礎編とは?

基礎編はNo.1とNo.2の2つで成り立っています。基礎編を受講することによってフィンランド式ファシリテーション®の主なプロセスとツールを学ぶことができます。

グループでの意思決定ができる会議やワークショップの構造(ストラクチャー)を学び、多様な人から知恵を引き出すツールを学びます。

実施方法:対面またはオンライン
日数:2日間

基礎編のNO.1と合わせてこのNo.2を学ぶと、フィンランド式ファシリテーション®の主な構成やツールを学ぶことができます。

実施方法:対面またはオンライン
日数:2日間

フィンランド式ファシリテーション®実践応用編

実践編とは?

実践編はチームを運営する場面でフィンランド式ファシリテーション®を活用する方法を学びます。それぞれのテーマに合わせて具体的なプロセスとツールを組み合わせて、最適な進め方を学ぶことができます。組織開発を実施する際にも応用ができる方法です。

方針を受ける>部門戦略を立案する>戦略を実行する>問題を解決する>進捗を把握し課題解決する。そんな、リーダーが実務で行う会議やプロジェクト会議を対話型で行う方法を学びます。目標に向かって一丸となる、お互いの協力しながら仕事を進める体制をつくる、そんな組織開発的なテーマも実施方法を知ることができます。

実施方法:対面またはオンライン
日数:2日間

このコースでは、イノベーションを起こすためのアイデアを創発するためのツールやプロセスを学べます。クリエイティブなアイデアを作り上げる対話の進め方を体験します。

実施方法:対面のみ
日数:2日間

このコースでは、変革を実施する際に必要なツールと変革プロセスを学び、ワークショップを実施するためのグループメソッドを習得します。

実施方法:対面またはオンライン
日数:2日間

このコースはファシリテーターが直面する様々な困難な課題や場面を取り上げつつ、それらに対処する方法を共に考えるコースです。15種類のツールを駆使しながら、ファシリテーターに起こる様々な困難な課題をクリアする方法を学びます。

実施方法:対面またはオンライン
日数:2日間

フィンランド教育庁認定ファシリテーター資格受験パッケージ

フィンランド式ファシリテーター資格取得に必要なコースを受講し認定試験を受ける事ができる15%引きのパッケージ価格です。
基礎編2コースの受講と実践編から2コースを受講すると認定試験を受験することが出来ます。

実施方法:対面またはオンライン
日程:各コース日程から選択して受講

ファシリテーター資格認定試験の合格のポイント

このフィンランド教育庁認定のファシリテーター資格は、組織において、ファシリテーションを適切に企画し、実施する実力を評価します。
資格認定では、ワークショップを的確に企画し、実行し、所定の目的を達成できるかどうかが判断されます。したがって、限られた時間内に、ファシリテーションを企画し、企画した内容を実施していただきます。ファシリテーションに必要なのは企画力と現場での柔軟な対応力です。この両方を備えた実践的な実力があると認められれば、フィンランド教育庁の認定ファシリテーターとして認定され、証明書を受け取ることができます。

フィンランド教育庁認定ファシリテーター資格取得に関してよくある質問

認定ファシリテーター受験資格を得るには?

・ファシリテーションの真の実力を測る実践的な資格です。
・受験するプロセスで基礎編の2コース、実践編の最低2つのコースを学んでください。合計4コースを受けることで、フィンランド教育庁認定ファシリテーター資格を得るための認定試験を受ける受験資格ができます。

ファシリテーションの経験は必要ですか?

十分なファシリテーションの経験がなければ、合格はできません。ファシリテーションの場を設け、実践経験を積んでください。

認定ファシリテーター試験に事前課題はありますか?

・はい、あります。

◇受験数日前に2時間程度のミーティングを行います。そこでワークショップの企画書を作成のためのビジネスケースが渡されます。
◇試験までに、そのケースに基づきファシリテーションを企画していただきます。
チームで担当する部分を決め、全体の調整をして、スムーズに運営できるようにしてください。チームの力を合わせて、最善の力を発揮できるようにファシリテーションの準備をしてください。[うえでもケースのことを触れているからいっしょにするといいかも]アサインされた仲間と一緒に準備をしてください。

ファシリテーションは何人ぐらいを対象に実施するのですか?

・対象は4人から8人ぐらいです。少人数で行うファシリテーションを運営できるようにしてください。少人数ができれば人数が増えても応用が利きます。

合格はいつ頃発表されるのですか?

・試験日当日発表します。全員が終わった後で、合否判断が伝えられます。

認定を判断される基準を教えてくれますか?

・合格の判断基準は、以下で示す「認定ファシリテーター評価基準」です。

・認定に合格するには、以下の8つのコンピテンシーそれぞれの分野で合格基準以上の成果を出すことが求められます。

・評価基準に基づき、上記のコンピテンシーの一つ一つが評価されます。
・以下の3段階で審査されます。

・8項目全部グリーンを目指してください。オレンジ色の評価が3つ以上あったり、赤色の評価が1つでもあると、合格は次回に見送られます。この時にもらえるアドバイスを実践して、身に着けてから再挑戦してください。

これから学ぼうとしている方へ一言!

認定ファシリテーター1期生

犬山奈保子さん

コーリングラボ 代表
人財・組織開発コンサルタント

ぜひ、認定ファシリテーターの仲間になってほしいです。

私にとって特に印象深かったのは、認定試験に向けたプロセスそのものが、大きな学びだったこと。
チームで何度も集まり、ワークショップの設計について話し合いました。
「もっと良くしたい」という想いがみんなにあって、その対話のプロセスが本当に楽しくて、ワクワクしたんです。

そして何より、仲間が本当に素敵なんです。
「またこの人たちと話したい!」と思える人たちばかり。
1期〜4期の垣根を越えて学び合うコミュニティもあって、そこには“職場を良くしたい”という前向きで温かいエネルギーが溢れています。

仲間が実践している事例もすごく刺激になって、「私も頑張ろう」と自然に思えるんです。

あなたも、きっとここで出会う仲間とともに、学ぶ楽しさと成長の喜びを実感できるはずです。まずは一歩、踏み出してみてください。

多くの人が、人前に立って話しながら「うまくまとめられないか・・・」という冷たい感覚や焦りを経験したことがあると思います。私もそうでした。

フィンランド式ファシリテーション®を学んで一番変わったのは、その「やばい瞬間」が怖くなくなったことです。
今、自分たちは創発のフェーズにいるのか、それとも収束に向かうべきなのか。
状況を冷静に判断し、必要に応じて話を広げたり、小グループに分けたりと、その場で最適な進め方を選べるようになります。

「必ずこの時間で全部まとめなければならない」という脅迫観念からも少し解放され、「今日はここまで話ができた」という達成感を持って次に進めるようになりました!
この考え方とスキルは、まさにファシリテーターとしての「背骨」になり、場に立つときの自信と落ち着きを与えてくれます。

たとえ予想外の展開になっても、落ち着いて対応できる――そんな「万が一にも耐えられる力」が、学びの中で自然と身につくと思います!

認定ファシリテーター2期生

中堂広康さん

ローランド ディー. ジー. 株式会社
Future-Lab

認定ファシリテーター3期生

岩見香織さん

教育サービス業
営業統括本部/プロジェクトリーダー

まずは「基礎編1」だけでも、ぜひ受けてみてください。
私自身、最初は「基礎編1」だけのつもりでした。

でも実際に受講してみると、すぐに現場で使える内容ばかりで、研修の質がぐんと上がり、参加者の関わり方も大きく変わりました。
「これはもっと学びたい!」と思い、「基礎編2」、そして気づけば「実践編」へと進み、認定試験にもチャレンジしていました。

何より、この学びの場で出会える仲間が本当に素敵なんです。
Maxさんや愛子さんのもとには、温かくて前向きな方が自然と集まってきます。
「こんな人たちと、これからも学び続けたい」――そう思えたことが、私が認定ファシリテーターを目指した大きな理由です。

会社の中で一番難しいのは、実は「合意形成」ではないでしょうか。
会議やワークショップで「決定事項」として書かれていても、実際には誰も納得していない――そんな経験、きっとあるはずです。結果、決定はされたことになっていても、現場では何も動かない。

フィンランド式ファシリテーション®はあらゆる場面で使えますが、特に組織内での合意形成にとても強い手法です。単なる多数決や表面的な決定ではなく、全員が納得して前に進める「本当の合意」をつくり出すことができます。

もし今、合意形成の壁に悩んでいるなら、学ばない手はありません。
学べば、「決まったけれど動かない会議」から、「合意したから動き出す組織」へと変えていけます!

認定ファシリテーター4期生

田中達也さん

IT企業
DesignOps/Manager

認定ファシリテーター4期生

石田克英さん

電子部品製造会社
開発研究所 開発企画部 次長

まずは学んでみてください。そして学んだら、すぐに現場で使ってみることをおすすめします。
フィンランド式ファシリテーションは驚くほどシンプルで、学んだその日から実践できます。
私自身、最初は「どんなものか試してみよう」という気持ちでしたが、やってみるとその効果に驚きました。
自分のスキルが上がるだけでなく、場の雰囲気が変わり、チーム全体の力が着実に底上げされていくのを実感したのです。 学びの過程では、仲間と何度も集まり、ワークショップの設計や進め方を真剣に話し合います。
そのやり取りは前向きなエネルギーに満ち、自然と一体感が生まれました!

自分の能力を伸ばすだけでなく、その場の力を全体的に底上げしたいと考えている方。
チームや組織の雰囲気を良くし、メンバーの主体性を引き出したい方。
そうした方には、この学びは必ず大きな力になります。
まずは一歩、踏み出してみてください。
きっと現場も、チームも、そしてあなた自身も大きく変わります。