サクセスポイントのポジティブ組織開発

ポジティブ組織開発、Positive Organization Development (POD)、とは、組織やメンバーが持つ強みや可能性に焦点を当て、より良い組織を構築していくための活動です。

従来の組織開発が問題解決に焦点を当てるのに対し、ポジティブ組織開発は、組織の成功体験や強みなどポジティブな側面に着目し、そこから学びを得て、組織全体の成長につなげていくことを目指します。

このポジティブ組織開発は米国ケースウエスタン大学のデイビッド・クーパーライダー教授やダイアナ・ホイットニー博士などが提唱した強みベース・アプリシエイティブ・インクワイアリー・ポジティブ心理学の考え方をもとにアメリカやヨーロッパで発展してきました。

従来の組織開発では問題に焦点を当てるので、誰もが気持ちが沈み、活動するのが困難になりますが、ポジティブ組織開発の成功や強みに焦点を当てる進め方で、誰もがイキイキと、前向きに変革に取り組める方法です。

このようなご要望はありませんか?

  • 従業員の主体性をもっと引き出したい
  • 管理職や若手リーダーを育てたい
  • 組織の雰囲気が暗い。疲弊している頑張っているけど、イマイチ成果が伸びない
  • 離職を減らしたい
  • 「変革したい」が掛け声だけで終わっている
Positive

私たちの組織開発、それは「ポジティブ組織開発」
イキイキと充実した働き方が高い成果を出す組織をつくります!!

強みを活かし、人が自ら動き出す組織へ。

ポジティブ組織開発は、従業員の強みと前向きな力に着目し、「イキイキと充実して働ける環境をつくり、高い成果を挙げられる組織づくりアプローチです。

私たちサクセスポイントは、ポジティブでイキイキと働ける組織風土づくりを基盤に、対話によって「関係の質」「思考の質」「行動の質」を高め、「結果の質」につなげます。こうした好循環を生み出すアプローチを「ポジティブ組織開発」として提供しています。

なぜ、今 ポジティブ組織開発が必要なのか?

変化の激しい今、
「指示待ちが多い」「連携がうまくいかない」「離職が止まらない」「マネジメントが疲弊している」
そんな悩みを抱える企業は少なくありません。

共通するのは、“人”や“チーム”の力を十分に活かしきれていないということ。
ポジティブ組織開発は、従業員の強みと前向きな力に光をあて、イキイキと充実して働ける環境をつくり、高い成果を生み出すための組織変革アプローチです。

1. 「個人の力」から、「チーム力・組織力」へ

かつてない人手不足の中で、「採用できない」「人がすぐ辞める」という悩みは、どの業種・企業規模でも聞かれます。

しかし、同じ業界でも、離職率が低く、活気あるチームを育てている職場も存在します。
そこでは、お互いを尊重して、イキイキと働ける心理的に安全な職場風土が育まれています。

サクセスポイントは、対話によってポジティブな関係性の土壌を耕し、チームの知恵と行動を引き出すことで、成果を生み出す職場づくりを支援しています。

2. 「指示命令」から「自律と共創」へ

従来のように「上司がすべてを決めるマネジメント」は、もはや通用しなくなっています。
変化のスピードが速い時代に求められるのは、現場の知恵を活かし、共に考え、共に動くリーダーシップです。

もちろん、状況によっては指示命令が必要な場面もあります。しかし今、本当に必要なのは「チームの考えやアイデアを引き出し、一人ひとりがイキイキと主体的に動き出す環境づくり」です。

私たちは、それを「ポジティブリーダーシップ」(または対話型リーダーシップ)と呼びます。
従業員の感情や関係性に丁寧に向き合い、組織の自律的な変化を促す新しいリーダーシップのかたちです。

3. 「外発的動機付け」から「内発的動機付け」へ

今、従業員を突き動かすのは、かつてのような給与や安定ではありません。
特に若い世代ほど、「意味」や「目的」「貢献」などの内面的な価値を求めています。

ポジティブ組織開発では、一人ひとりの強み・価値観・想いを大切にし、対話を通じて「やらされる」ではなく「やりたい」が生まれる環境を整えます。

その結果、従業員が自ら考え、仲間と協力しながら行動できる、自走するポジティブな組織が生まれるのです。

人が変われば、組織が変わる。そして、組織が変われば、成果が変わる。

ポジティブ組織開発は、従業員一人ひとりの“前向きな力”を引き出し、組織の可能性を高めていく、新しい時代の組織変革のかたちです。

ポジティブ組織開発で得られる5つの効果

効果1:共通目標に向かって、一丸となるチームになる

AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)やフィンランド式ファシリテーション®などのポジティブな対話を通じて、組織の未来像を共に描きます。
未来像を目指して実現策を考え、主体的に実行してくチームになります。
「自分たちのチームで、こうありたい」「そのために力を合わせよう」そんな一体感が自然に生まれ、共通のゴールに向かって協働するチームへと進化していきます。

効果2:従業員の主体性と創造性が、成果を生み出す

ポジティブなワークショップを通して、従業員の自己肯定感が高まり、自信を持てるようになります。
これまで受け身だった従業員が、「自分たちで考え、決めたのだからやり抜こう」と内発的動機づけを高め、自分ゴトとして主体的、自律的に行動を始めます。
これが高い成果を創り出すのです。

効果3:職場の人間関係が良くなる

ワークショップでポジティブ対話の場を多く経験し、対話の場の作り方を学習します。
ポジティブ対話で話す場が多くなると、お互いの強みや努力を認め合い、信頼と尊重に基づく関係が育ちます。
高い成果を創り出すには、個の力だけでは足りません。心理的に安全で、協力し合うチームの力こそ、成果を創り上げる力なのです。

効果4:小さなイノベーションを生み出すチームが育つ

対話を通じて、組織の中に「まずやってみよう」と動く小さなチームが生まれます。
このチームは、自分たちで課題に向き合い、小さな成功体験を積み重ねることで、前向きに変革にチャレンジする楽しさを味わいます。
その前向きな雰囲気は周囲に“伝染”し、組織全体に波及していきます。
こうした小さなイノベーションの連鎖が、大きな変化や成果を生む源泉となるのです。

効果5:従業員の自己肯定感が高まり、離職を防ぐ

ポジティブ組織開発では、

  • 困難に挑戦し、乗り越えた経験
  • 仲間に認められた体験
  • 自分のアイデアが成果につながった実感

といった“価値ある体験”を、従業員が積み重ねていきます。
その結果、「この職場でもっと力を発揮したい」と思う従業員が増え、離職率が低下し、エンゲージメントの向上を実現することができるのです。

小さな変化の積み重ねが、組織を変える

ポジティブ組織開発は、「対話」により「関係性」を良くして、「アイデアを出し」「行動するチームをつくる」アプローチです。
従来の成果づくりの考え方を根本から変える進め方です。
御社の中に眠っている“人の力・チームの力”を引き出してみませんか?
生産性の向上があちこちに起こります。

サクセスポイントの組織開発~3つのアプローチ

【1】ポジティブ心理学と組織行動学で、Well-beingな職場づくり

ポジティブ心理学は、
「人がよりよく生き、最大限に力を発揮するには何が必要か?」
という問いを、感情・強み・意味づけ・関係性・達成感などの観点から探究する学問です。

一方、組織行動学は、
「組織における人の行動や感情が、チームや成果にどのように影響するか?」
を研究し、チームづくりやリーダーシップ、動機づけ、エンゲージメント、そして、組織文化の向上に役立てられています。

サクセスポイントでは、この2つの知見を融合させ、「個人とチームの行動変容」の両方を促進する組織開発を行っています。

たとえば、このようなテーマです。

  • 離職を防止するためのチームづくり
  • 理念や行動規範の浸透と行動のありかた
  • イノベーションを起こすアイデアの引き出し方
  • 売上向上を目指すチーム営業の進め方
  • 心理的安全なチームづくり
  • 強みを活かし合える仕事の進め方
  • お互いが尊重し、信頼できる関係性の築き方
  • 仕事の意味づけをし、目標達成への動機付けを高める働きかけ

これらをワークショップで体感しながら、自分たちの職場にどう活かすかを共に考えていきます。その結果、一人ひとりがイキイキと充実して働きながら、チームとして高い成果を出せる
“ポジティブ組織
が育っていくのです。

【2】AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)で自走する組織へ

AI(Appreciative Inquiry)は、「うまくいっていること」「強み」「成功体験」に焦点をあて、理想の未来像を描き、実現策を実行するアプローチです。


欧米では「ポジティブ・チェンジ」とも呼ばれ、世界中の企業や学校で活用されています。

サクセスポイントでは、創業者・渡辺誠がAIの生みの親であるクーパーライダー博士とホイットニー博士から直接学んだあと、日本の文化に合った独自の対話設計を行っています。

AIの第一人者、ダイアナ・ホイットニーと鈴木愛子・渡辺誠


「このチームがうまくいった理由は?」
「その理由をもっとやるとどんな未来を描けるの?」
「その未来を実現するために私たちは何をするの?」
「誰がいつまでにやるの?」

そんな問いを通じて、過去の体験から成功の要素を再発見し、チームの“ありたい未来”を描きます。自分たちで実現策を考えて、現場で実行していきます。

このプロセスが、自己肯定観と自己決定意識を育て、未来の理想に向かって、自ら動く組織(自走型組織)を生み出していくのです。

「ありたい姿を共に描き、うまく行っていることをもっとやる!」
これが、ポジティブな組織開発の方法の一つです。

【3】フィンランド式ァシリテーション®で共創の文化をつくる

サクセスポイントでは、教育先進国フィンランドで生まれた対話型の組織開発手法も活用しています。

正解のない時代。トップダウンで正しいアクションを導き出すのは至難の業。
今の時代の課題に合っているのは、「全員で考え、全員で合意するプロセス」です。

フィンランド式ファシリテーション®は、シンプルで、パワフル!

  • 誰でも簡単につかえるシンプルなツール群
  • 誰もが安心して発言できる場づくり
  • 「私たちが考え、私たちが決めた!」を創り上げるパワフルさ

 

サクセスポイントはフィンランド式ファシリテーション®の対話の構造やツールを使って、チーム全体で、思考の質を高め、行動の質へとつなげるポジティブ組織づくりを支援しています。

 3つのアプローチの相乗効果

  • 心理的に安全で、前向きな感情が育まれる職場(ポジティブ心理学)
  • 強みを活かして未来を描き、行動へつなぐ仕組み(AI)
  • 対話と共創が自然に起きるチーム文化(フィンランド式ファシリテーション®)

これらの3つを軸にしたサクセスポイントの組織開発では、従業員が「やらされる」から「やりたい」に変わります。その結果共創が進み、チームで成果を生み出せる組織へと導きます。

組織開発の進め方(プロセス)

サクセスポイントのポジティブ組織開発は個別の課題に対応しますが、おおむね以下のプロセスで進めます。

1. 現状把握とありたい姿の明確化
組織の総合力を最大限に発揮できる組織づくりのため、現状を判断することから始めます。
経営者や組織開発担当部門にヒアリングをし、また、組織内サーベイの結果から組織の課題とありたい姿を明らかにします。
2. 組織開発プログラムの企画設計
各企業の課題に応じたポジティブ組織開発プログラムを個別設計します。
個別設計の内容は、課題やありたい姿、それに、実施する予算や期間によって様々です。半日で組織全員に実施するワークショップから、6回~7回にわたるシリーズで従業員の行動変容を促すプログラム、さらに、2~3年のプログラムまであります。
3. ワークショップの実施
設計したワークショップを実施します。ワークショップの主体はポジティブな対話です。ここでは、サクセスポイントが回答を出すのではありません。「自己決定するプロセス」を活用し、従業員の意見を引き出し、従業員に決定してもらいます。その際に使うのが、
AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)やフィンランド式ファシリテーション®です。
ポジティブな対話の中でも、ネガティブも大事にします。意見を批判的な目で見て、最適解を捜すのです。
6~7回にわたり月に一度ワークショップを行います。次回のワークショップまでの間に、指定された課題を実施します。これにより、現場で実施するスキルを高め、ポジティブな組織を創るのに必須の考え方を組織全体に浸透させるのです。これが、サクセスポイントのポジティブ組織開発です。
4. 効果検証と定着支援
実施後の変化や課題を定性・定量データで確認します。
うまくいったことをレビューし、さらに改善すべきところを話し合います。その結果で、次の学習計画やワークショップ企画につなげます。

導入実績・効果事例

サクセスポイントでは、20年にわたってさまざまな業界・職場で組織開発に携わってきました。ここでは、その中から 「人が変わり、チームが動き、成果が生まれた」代表的な事例をご紹介します。

離職率を24.7% → 7.8%に改善(病院)

 院内でAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)を利用したポジティブなワークショップを行った。「話せる関係」「協力できる雰囲気」が生まれ、チームの力が向上した。
結果、24.7%の離職率が7.8%まで改善した。

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自走型組織化により、数千万円の受注・3600万円のコスト削減(内装会社)

大手の商業施設の内装工事を行う企業。事業承継をするのに不安があった社長のリードのもと、ポジティブ組織開発を実施した。ベテランを頼っていた経営陣だったが、ワークショップをすることで、若い人を中心に主体的に行動する従業員が増えた。

その結果、数千万円単位の受注を複数獲得!また、メーカーとの直取引により仕入れコスト3600万円削減できた。

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離職率が全国平均の半分以下に(スーパーマーケット)

スーパーにおいて、各店舗の全員を対象に、改装や新装開店の時に合わせ、半日のAI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)ワークショップを実施。店の従業員や店長は採用面接に多大な時間を費やしていた。ベテランパートナー(パート従業員)が新入パートナーの悪口を言わなくなった。各メンバー間の関係性改善をはかり、お互いを尊重する文化をつくりあげることができた。3か月全国平均離職率が21.5%だが、最も低い店で6.3%に低下。6ヵ月離職率31.2%が17.4%に低下した。

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組織開発導入をご検討中の方へ


「イキイキと働けるやりがいある職場づくりで離職を減らしたい」
「良好な関係で、成長できる職場をつくり、売上げを向上させたい」
「従業員がもっと自発的主体的に活動して、研究開発のスピードを上げたい」
「社長が変革と言っている。イノベーションを起こせる組織にしたい」

その思いを実現しませんか?
それを実現するのがポジティブ組織開発です。

私たちサクセスポイントは、一人ひとりがイキイキと働け、高い成果を挙げるポジティブ職場づくりの実現をサポートしています。

サクセスポイント答えを提供するのではありません。最適解を選び、答えを出すのは、社長はじめ、従業員のみなさんです。私たちは、ポジティブに解決するプロセスを提供します。
従業員が一丸となって、対話を通じて課題を見つけ、実現策を合意し、実行して、成果を創り上げていく!

それを創り出すが、私たちのポジティブ組織開発です。

ポジティブ組織開発について、無料でご相談いただけます。  

御社の課題や理想の姿に合わせて、導入イメージを一緒に描いてみませんか?

サクセスポイントのポジティブ組織開発Tips