ポジティブ組織開発(3):効果① 共通目標に向かって“一丸”になる
ポジティブ組織開発(3):効果①共通目標に向かって“一丸”になる

ポジティブ組織開発(POD)をしていて私が強く感じるのは、組織が前に進むかどうかは「目的が共有されているか」で大きく変わる、ということです。
忙しいほど人は目の前の仕事に集中して、気づくとチームがバラバラになっていきます。私にはそれが、同じ船に乗っているのに、みんなが別々の方向へオールを漕いでいるように見えることがあります。頑張っているのに進まない。疲れだけが増えていく。だからこそ、立ち止まって「なぜやるのか」を確かめる対話が必要だと思っています。
私の中では、目的=目的地、目標=道しるべ。
「どんなチームでありたい?」「私たちの仕事は誰の役に立つ?」を話し合うと、仕事は“やらされること”から“自分ゴト”に変わっていきます。
すると実務面でも変化が出ます。判断が揃い、相談が増え、助け合いが自然に起きる。一体感は号令で作るものではなく、対話で育つものだと私は感じています。
ポジティブ組織開発(Positive Organizational Development)は目的の共有を大事にします。
同じ組織で働いていても、同じ方向を見ているとは限りません。
忙しいほど、人は目の前の仕事に集中して、自分のことだけを考えるようになります。チームは少しずつ分裂していきます。
「自分はちゃんとやっている」でも、周りへの関心が無くなる。結果として、チームの力が弱くなり、他の人のことに関心が無くなります。
ポジティブ組織開発では目的の共有を大事にします。
目的は「最終的に達成したいこと(ゴール)」で、「なぜやるのか」という長期的な到達点の事です。その仕事をする意味や意義で、最近はパーパスとも言われます。数字で表すことが難しいものです。
目標は「目的を達成するための具体的な行動や指標(マイルストーン)」で、「何をどれくらいやるか」というステップや目印です。数字で表すことが多い目標です。
ポジティブ組織開発において、私たちが頻繁に取り扱うテーマは「どんなチームでありたい?」「私たちがこの仕事をする意義は何か?」ということ。これを話し合う場をつくります。
- 誰のために役立つのか?
- 自分のためにどんな意味があるのか?
このような話をすると、仕事が上から配られたもの”ではなく、「自分ゴト」になっていきます。
実務的にもメリットがあります。
目的や目標がチームのメンバーに共有されると、チームのメンバーがそれぞれで判断ができるようになります。また、仲間同士で話し合い実現方法のアイデアも出てきます。
お互いにやることが分かっていれば、助けを求めやすくなります。
また、相談をしやすくなります。
助け合いが増えみんなの力で目標を達成しようとするのです。
チームの一体感って、号令で作るものではなく、対話で育つものなんですよね。
「あなたのチームの仲間は、今やっている仕事の意味や意義を自分の言葉で語れますか?」



