認定ファシリテーター活用事例:鈴木勇次さん

毎年花が咲くように文化として定着させていけるよう、伴走していきたいと思っています
鈴木勇次さん
Yuji Suzuki
カレイドファーム 代表
組織開発コンサルタント/国際コーチング連盟認定プロフェッショナルコーチ
フィンランド教育庁認定ファシリテーター/フィンランド式ファシリテーション®トレーナー
プロフィール
海外子会社の社長を務めた経験を持ち、現在は組織開発や人材育成の分野で活動。企業の役員合宿や研修、コーチングを通じて、人と組織の成長を支援しています。
こんな場で使っています
企業研修・リーダーシップ開発
リーダーシップや「幸せ視点の経営」を学ぶ研修で活用。社員一人ひとりが自ら考え、行動する組織を目指す場面で、構造的な対話により学びを組織に定着させる支援をしています。研修後も継続的にフォローアップを行うことで、学びが単なる知識で終わらず、現場の行動に結びつくサイクルを生み出しています。
組織変革・ワークショップ
チームの課題や悩みを引き出し、チーム力で解決策を考えるワークショップに活用。参加者全員の意見を尊重しながら対話を構造化することで、無理なく参加者の主体性を引き出し、組織の自律的な運営を促進します。
定例会議や改善ミーティング
従来の報告中心の会議でも、適切な場面でフィンランド式を取り入れることで、対話を通じた改善策の検討やチームの共通理解の醸成をサポート。対話が必要な場面とそうでない場面を見極め、効率的かつ建設的な会議運営を実現します。
フィンランド式ファシリテーション®を学んだきっかけ
会社が厳しい状態にあったとき、人と組織を立て直す必要があったんです。
1対1の対話はコーチングでできても、複数の場をどう良い場にするかという課題を感じていました。最初にアプリシエイティブ・インクワイアリーを学び、その後フィンランド式ファシリテーションに出会いました。組織風土を良くするのに非常に親和性が高いと感じ、学び始めたのがきっかけでした。
実際の活用シーンと変化
ファシリテーションに構造があることを知ったことが大きな学びでした。これまでの会議運営は偶然の成功に頼っていたが、フィンランド式では文法のように進め方が明確になり、安心して成果を出せるようになりました!
また、しっかり設計して行う研修や合宿にも使えるし、その場に合わせて即興的に活用することもできる。フルコース料理のように準備して行うこともあれば、まかない料理のように今ある材料で場を進めることもある。どちらでも活きるのがフィンランド式の良さだと感じています。
具体的には、企業の経営層向け合宿、社員研修、そして日常の会議など、さまざまな場面で活用されている。外部ファシリテーターとして入るときは綿密な設計を行い、社内で使うときは今ここに合わせて柔軟に取り入れています。
これからフィンランド式ファシリテーション®を学ぶ方へメッセージ
フィンランド式ファシリテーションを学んだことで、できることの可能性が大きく広がった。研修で学んだことを一度のイベントで終わらせるのではなく、それを組織に根づかせていくことに挑戦したい。毎年花が咲くように文化として定着させていけるよう、伴走していきたいと思っています。
学ぶ前は参加者として場にいるだけだったが、学んだ後は自分で場をデザインし、ファシリテートできるようになった。やれることの幅がまったく違う。やってみたいという気持ちがあるなら、まずは一歩を踏み出して学んでほしいです。
インタビュー動画紹介
フィンランド式ファシリテーションを学び実践している3人による座談会動画をご紹介します。
●鈴木勇次さん(組織開発コンサルタント/コーチ/ファシリテーター)
●中堂広康さん(ローランド・ディー・ジー スペシャリスト)
●Tatsu.さん(IT企業 デザイン統括本部 マネージャー)
一緒に、組織の中に眠る力を見つけ、未来を描く一歩を踏み出してみませんか?
私たちは、その伴走者として、丁寧にサポートいたします。