認定ファシリテーター活用事例:犬山奈保子さん

安心して対話できる幸せな場を一緒に広げていきましょう
犬山 奈保子さん
Naoko Inuyama
コーリングラボ 代表
人財・組織開発コンサルタント
大学 非常勤講師
プロフィール
金融機関役員秘書、食品会社社長室勤務を経て講師に転身。コミュニケーション・ポジティブ組織開発・キャリア開発等をテーマに、民間企業や公的機関、教育機関等で人財開発に従事。安田女子大学・就実短期大学 非常勤講師。(ビジネススキル演習・ビジネス実務演習・秘書実務)広島市在住。一児の母。
こんな場で使っています
- 企業向け人材育成研修の実施
- 大学非常勤講師(2大学で授業を担当)
- 新入社員研修やキャリア教育の実施
企業研修
「うちの社員はあまり話さないので、場がもたないかも…」と心配されていた企業で、フィンランド式ファシリテーションを実践しました。すると、普段あまり話さない社員も自然に発言し始め、社長も「こんなにみんな話すんですね!」とびっくり。場が一方通行にならず、参加者同士が考えを深め合う雰囲気が生まれ、研修の効果もぐっと高まりました。
大学講義
講義の冒頭でCSAモデルの「C(共通のめざす姿)」を全員で確認して、「これを目指そう」と決めてから授業をスタートするようにしています。すると、学生がワクワクしながら参加するようになり、「この授業が一番楽しい」「次も行きたい!」と言ってもらえることも。単なる知識の伝達ではなく、学生自身が主体的に考えて発言する場が自然に生まれています。
新入社員研修
異なるバックグラウンドをもつ新入社員同士が、お互いをリスペクトしながら意見を交わすことができるようになりました。自然な対話を通して相互理解が深まり、研修後のチームビルディングにもつながっています。ちょっとした問いかけや共有の工夫が、安心して話せる場づくりに大きく役立っています。
フィンランド式ファシリテーション®を学んだきっかけ
もともとアプリシエイティブ・インクワイアリーを学んでおり、サクセスポイントのMaxさんから「フィンランド式ファシリテーションはいいよ」と勧められたことが直接のきっかけでした。
ちょうどコロナ禍で人と人とのコミュニケーションが難しくなり、マスクやアクリル板越しで意思疎通に困っていた時期に出会い、感情や考えを見える形で表現できる方法の豊富さに大きく助けられました。
実際の活用シーンと変化
大学の授業
短大では「おでん会議」を通じて
ME–WE–USの流れを体験。具材を決めるプロセスを通して、普段話さない学生同士が熱弁し合い、納得のいく一つの「鍋」を作り上げる体験を提供しました。学生からは「この授業が一番楽しい」「こんなに仲良くなれると思わなかった」と高い評価を得ています。
キャリア教育
CSAモデルやバスストップを用いて「幸せに働く」をテーマに対話。学生が遊園地のアトラクションのように楽しみながら意見を交換し、自分では思いつかなかった多様なアイディアを受け取り、視野が広がる経験につながっています。
新入社員研修
初対面同士で探り合う空気を、フィンランド式を使ったグループワークで打ち破り、互いを尊重し協力できる関係づくりを実現。チームビルディングの効果が大きく発揮されています。
企業・福祉法人での研修
製造業の会議では「従来式では悪い空気になるが、フィンランド式にすると話しやすくなり前向きな意見交換ができる」と好評。福祉法人では「職員会議やクラス運営が前向きになった」との声があり、日常的に活用されています。
これからフィンランド式ファシリテーション®を学ぶ方へメッセージ
フィンランド式ファシリテーション®を学ぶと、普段話さない人も自然に話せるようになります。
学生からもこの授業が一番楽しいと言われ、関係性が深まっていくのを感じています。私自身も、ブレずに信念を持って進められるようになりました。
ぜひ皆さんにも認定ファシリテーターになっていただきたいです。安心して対話できる幸せな場を一緒に広げていきましょう
インタビュー動画紹介
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