AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)とは

AI(アプリシエイティブ・インクワイアリー)とは、Appreciative(アプリシエイティブ)な手法を使用したコンサルティングです。アプリシエイティブ・インクワイアリーは、「ひとや組織の強みやうまくやっていることに注目することで、今まで埋もれていた見えない力を引き出し、成果を上げる組織に変革すること」を言います。

アプリシエイティブとは

アプリシエイティブは、近年耳にする言葉ではありますが、「そもそもアプリシエイティブとは何か」について解説しましょう。アプリシエイティブとは、「価値を認める」ことです。よく日本ではアプリシエイティブを感謝と訳されることが多い単語なのですが、もともとは、モノの価値を見極め、価格を決める時に使われていた言葉です。したがって、ここでいうアプリシエイティブとは、ひとの価値を認める、組織の価値を認めることを言います。これをひとに当てはめると、ひとの強みやうまくやっていること、努力した価値を認めることです。組織の強みを認める、うまくいったプロセスを認める、組織として努力したことを認める。これが組織の価値を認めることです。つまり、強みやうまくいっていることを見ていくことがアプリシエイティブな行動と言います。

アプリシエイティブにひとを見る

このアプリシエイティブな考え方は、「組織創造」を考えると、その必要性が認識できるでしょう。そもそも、一人で企業を設立し、一人で十分な利益を得られれば、組織を作る必要はりません。しかしながら、それでは大きな仕事ができません。そこで、創設者は事業を展開するにあたり、様々な得意分野を持つひとを揃えて組織を作り、企業全体で、ひとが得意な力を合わせて、仕事がすすめられるようにしていきます。一人ひとりに最大限に力を発揮してもらいたいわけです。組織として機能を発揮するために、ひとの強みを活かし、価値観を認め、うまくできることをさらにうまくやってもらい、ひとの能力を最大限に活用する。それが「組織創造」の根本的な考え方です。

アプリシエイティブに組織を見る

御社では、一人ひとりが組織の強みを認識しているでしょうか。それは共通認識でしょうか。組織として実施してうまくいったことや成功の要因を真剣に議論しているでしょうか。そして、御社の組織は、価値観を大事にしているでしょうか。そのような視点を踏まえて、自分たちの組織を捉えなおします。そのうえで、マーケットの機会や競合他社の動向を考慮して現状を正しく把握します。

では、アプリシエイティブなひとや組織をつくるために、どのようにすすめたらよいのでしょうか。それは、まず「ポジティブ・コア」を探すことからはじめます。次は、その「ポジティブ・コア」について、解説します。

アプリシエイティブに組織を見る

御社では、一人ひとりが組織の強みを認識しているでしょうか。それは共通認識でしょうか。組織として実施してうまくいったことや成功の要因を真剣に議論しているでしょうか。そして、御社の組織は、価値観を大事にしているでしょうか。そのような視点を踏まえて、自分たちの組織を捉えなおします。そのうえで、マーケットの機会や競合他社の動向を考慮して現状を正しく把握します。

では、アプリシエイティブなひとや組織をつくるために、どのようにすすめたらよいのでしょうか。それは、まず「ポジティブ・コア」を探すことからはじめます。次は、その「ポジティブ・コア」について、解説します。

ポジティブ・コアとは

ポジティブ・コアとは、アプリシエイティブ・インクワイアリーを進めにあたり、一番重要な要素です。日本語では「組織の潜在力の中心的要素」と表現します。アプリシエイティブ・インクワイアリーでは、この潜在力をひとと組織の中に見つけ、成果を上げる組織へと変革します。多くのひとは自分の強みを意識していません。まして、自分のポジティブ・コアを持っていないものです。一方、現実の組織は、なかなか自分たちの組織のポジティブ・コアを認識していないものです。私たちは、コンサルティングを通じて、初めにこの「ポジティブ・コア」を明確化していきます。企業によって様々ですが、代表的な組織のポジティブ・コアには以下のようなものがあります。

【ポジティブ・コア】
1.実績
2.伝統的なのれん
3.製品の強み
4.技術的資産
5.ベストプラクティス
6.組織における集積知
7.コア・コンピテンシー
8.リーダーシップ能力
9.顧客ロイヤリティ
10.戦略的優位性

上記のポジティブ・コアは、ほんの一例です。この他にも多く存在します。アプリシエイティブ・インクワイアリーでは、このようなポジティブ・コアを組織メンバーで話し合います。そして、この話合いを通じて、ポジティブ・コアを共有化します。

目的を共有することが強いチームや組織には必須であることは、多くの方がご存知です。しかし、それを引き出し、それを実現しているリーダーは少ないものです。アプリシエイティブ・インクワイアリーはこれを提供します。

そして、次に必要なのが、ひとと組織の本当の力(潜在力)を引き出すことです。次は、この潜在力を引き出す方法について解説します。

潜在力を引き出す方法とは

問題を解決するための方法は、2つあります。私たちは、下図の右側の方法で潜在力を引き出していきます。お互いに、ストーリーを話し合ったり、テーマについて対話を重ねたりすることにより、組織の見えない力を話し合い、明確化し、潜在力として引き出していきます。

潜在力を引き出す方法

従来のコンサルティングのアプローチは、「成果を上げるのに、何が問題になっているか」という、問題解決型でした。つまり、問題をなくすことが注目されています。アプリシエイティブ・インクワイアリーでは、「成果を上げるのに、私たちが持っている力は何か」を考えます。問題を、「もっとほしいものは何か」という視点で捉えます。ほしいものを得るために、見えていない力を引き出し、自分たちの持っている力を見つけ、それを利用して目標を達成していく方法を真剣に考えるのが、アプリシエイティブ・インクワイアリーなのです。

アプリシエイティブなアプローチは、まず、前述のCynefinフレームワークを参考に、問題の種類を明確にします。原因結果で解決できる問題か、それとも、錯綜系の問題かという区分です。

もし、原因結果で解決できない問題だったら、組織の強みや成功要因を引き出していきます。また、価値観を見つめなおしていきます。そのプロセスでは、社員一人ひとりが元気になります。強みを語るときはみんな笑顔になるのです。このみんなのエネルギーを活用して、潜在力を「見える化」するのです。潜在力が見えたら、その潜在力を伸ばすことで、成果の上がる組織へと変革していきます。

御社の組織では、問題の種類を明確にしてから解決しようとしていますか?もし、問題解決型を自動的に適用して、なかなか上手く行ってない場合は、アプローチ方法を変える必要があるかもしれません。アプローチ方法を変えると、一人ひとりが笑顔になります。成果を上げられる組織へと生まれ変わります。それを進めるのがアプリシエイティブ・インクワイアリーなのです。

さて、アプリシエイティブ・インクワイアリーを進めるには、AI(アプリシエイティブ・インクワィアリー)の手法を良く使います。

アプリシエイティブ・インクワィアリーの4Dサイクル

AI(アプリシエイティブ・インクワィアリー)では、以下のような「4Dサイクル」で進めていきます。そして、このサイクルを実行することで、「潜在力を組織の力」に変え、成果の上がる組織を創造します。

Appreciative Inquiry 4-D Cycle

指針策定フェーズ(おおきな戦略・方向性)

どのような変化を起こしていくか等の、重点戦略と必要な変化の特定をしていく指針策定フェーズ。

発見フェーズ(潜在力発見)

組織の内外を問わず、全ての利害関係者を巻き込んで、組織の強みとベストプラクティスを明確化していくフェーズ。

理想フェーズ(理想像構築)

発見された組織の潜在力や、より高い理想に関する問いかけをもとに、明確な成果によって示される未来のビジョンを作るフェーズ。

設計フェーズ

理想の組織を実現するために実行可能な行動計画をたてるフェーズ。

実行フェーズ

潜在力を強化し、変革の実現を運命づけるフェーズ。

私たちは、以上のようなアプリシエイティブ・インクワイアリーを通して、イキイキ働く「ひとづくり」を実現し、企業の成果を伸ばします。